英国ボソボソ暮らし

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蜷川幸雄ロンドン歌舞伎・十二夜: イギリスの批評記事 4 -- デイリー・テレグラフ紙

イギリス人が日本語の、それも歌舞伎という伝統的な様式化された芝居を3時間半もの長きにわたって鑑賞するという行為は、苦痛とは言わないまでも非常に努力を必要とするものなのかもしれませんね(笑)。かなり好意的に批評してくれていると思う。記者の意図はどうであれ、最後の一文は自分で翻訳していてぼろぼろ涙がこぼれてしまいました。

テレグラフ紙は、中流階級を中心に広く読まれている最大発行部数の新聞で保守・中道といわれています。



テレグラフ紙(Telegraph)
http://www.telegraph.co.uk/culture/culturecritics/dominiccavendish/5061435/Kabuki-Twelfth-Night-at-the-Barbican-review.html
★★★☆☆

歌舞伎・十二夜、バービカン公演レビュー

Kabuki Twelfth Night at the Barbican, review
それは3時間半という非常に長い芝居ではあったが、この尋常ならざるシェイクスピアの翻案はその努力の甲斐があったといえる。

レビュー: Dominic Cavendish
テレグラフ

RSC(ロイヤル シェイクスピア カンパニー)が無謀にもその本拠地をバービカンから移してしまった2002年以来、不気味なものや異国趣味のものなど、あらゆる種類のシェイクスピア作品が演じられてきた。 デボラ・ワーナーは「ジュリアス シーザー」を一群のエキストラで埋め尽くした。カリスト・ビエイトの「マクベス」はヒップで荒削りでスペイン的であった。そして今回、偉大な日本の演出家・蜷川幸雄は、シェイクスピアの演目を、まだ見たこともないような最もヴィジュアルでインターナショナルなリメイクのお手本として、見せてくれた。 歌舞伎の十二夜だ。

松竹大歌舞伎・十二夜は、上演時間3時間半(日本語で上演、英語字幕つき)の長い芝居だ。強い喜怒哀楽に感動したり笑い転げたりすることはあまりないかもしれないが、この長い芝居を見るだけの価値はある。 衣装だけでもビクトリア&アルバート ミュージアムに特別展示するだけの価値はありそうである。 「キモノ」のオンパレードだ。途方もなくだぶだぶのズボンや、わざと滑稽な形をしたシューズに対しても驚嘆してしまう。 4世紀も歴史のある歌舞伎芸術の基本的なことを知りたいけど、わざわざ飛行機代を払って鑑賞しに行く余裕がないのなら、そのすべてがここに用意されているのでじっくりと鑑賞するとよいだろう。

舞台は燃え立つような桜の花で幕が開く。日本風に味付けされた聖歌「エマニュエル」を3人の子供が優美に歌う中、恋を煩った白顔のオーシーノ公爵が登場する。 すべてが絵のように美しい。 そして静かに足音を忍ばせて、これもまた夢幻的なシーンが出現する。原作にはない嵐の場面が追加され、実物大の船が舞台の上を音もなく進み出てくるのである。大波を模した布が船を襲い、船は難破してヴァイオラがイリリアの浜辺に打ち上げられる。

歌舞伎の、まったく風変わりな(女形という)慣習が現れるのはヴァイオラの配役である。異性に扮装して混乱をもたらすこのシェイクスピア悲喜劇を選択したことは、当を得たものとなっている。 「女形」は18世紀にさかのぼる歴史があるが、その女形の最も新しい役者が尾上菊之助(5世)である(菊之助の父・菊五郎はマルヴォーリオとフェステの二役を演じたが、結果は一様ではなかった)。菊之助は、上品な仕草や震えた裏声を使って、非常に様式化された女性らしさを演じていた。 菊之助が、ヴァイオラの男性分身であるシザーリオと兄セバスチャンとして、男性的な言葉の使い方に切り替えたときは、(それまでの女形を鑑賞することが少ししんどかったので)実のところほっとした気分になった。

観衆が好感を抱く演技はほかにもある。たとえば、おどけ者サー・アンドリュー・エーギュチークを演じる中村翫雀や、侍女マライアを演じ金切り声を発する市川亀治郎などの演技だ。 さらには、尾上ジュニアの哀調を帯びた繊細美には特別なものがある。一族の誇りと厳しい伝統に重責を感じていることが伺える。この哀調を帯びた繊細美は、幕が下りた後にも私たちの記憶に残る。 今夜の上演を皆さんが長くてしんどいと感じたのなら、菊之助にとってもそれがどれほどのものであったのかを想像してみてはいかがだろうか。



引用フリー(英文の出典だけは明記してください)


とりあえずレビュー記事の翻訳はこれで最後とします。
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テーマ:イギリス生活 - ジャンル:海外情報

  1. 2009/03/31(火) 18:09:27|
  2. 蜷川幸雄ロンドン歌舞伎
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蜷川幸雄ロンドン歌舞伎・十二夜: イギリスの批評記事 3 -- ガーディアン紙

今回の新聞批評記事はガーディアン紙。批評のキーワードは「パントマイム」と「キッチュ」でしょうか。

キッチュは良く使われる用語なので説明はいりませんね。
パントマイムは、私たちが知っている無言劇のことではありません。クリスマス シーズンから一月にかけて各地で上演される子供向けの(親も同伴して見にいきますが)、ボケと突っ込みが中心のミュージカル コメディです。これには定番の、観衆と舞台との掛け合いの対話パターンがあります。悪役が密かに、主役の後から近づいてきます。その危険を知らせようと子供たちは舞台に向かって「He is behind you!」と叫びます。主役が振り返ると、悪役はすでに隠れていませんから「No, he is not」と主役が返答します。するとまた姿を現すので観衆は「He is behind you!」と叫び、同じような繰り返しを何回も楽しみます。大衆娯楽としての歌舞伎はパントマイムのような要素があります。ただしシェイクスピア劇となると、単純に大衆娯楽とは言えなくなっているのであります。イギリス人の矜持です。



ガーディアン紙(The Guardian)
http://www.guardian.co.uk/stage/2009/mar/26/review-shochiku-grand-kabuki
★★☆☆☆
レビュー: Lyn Gardner

松竹大歌舞伎
Shochiku Grand Kabuki

ガーディアン紙
(物珍しさとキッチュ .. 松竹大歌舞伎。フォト: Tristram Kenton)

桜のマクベスからコリオレイナスの渦巻くパワーまで、日本人演出家・蜷川幸雄はこれまでに息を飲むような視覚言語をシェイクスピアにもたらしてきた。 今回始めて、蜷川は歌舞伎の規制された伝統世界の中で演出を行う。この蜷川版の「シェイクスピアによる十二夜」は繊細美の夕べではあるが、この組み合わせは熱烈恋愛というよりはあまり幸せではない結婚のような感じがする。

歌舞伎の熱狂ファンにとっては、今回の公演は、全員男性という伝統の世界の最高の役者たちを何人も見ることができる、まさしく稀有な機会であるに違いない。 とはいえ私には今回の公演は、年末恒例のパントマイム劇と似ているように感じた。もちろん例のお決まりの「後にいるから気をつけてー」というジョークは入ってはいないけれど。

幕開けのシーンでは、3人の少年がおびただしい桜の花の前でオーシーノ公爵に歌を歌うが、そのシーンはまさにうっとりする光景だ。それに加えて刺繍の衣装もこの上なく美しい。 まさしく物珍しいという点では非常に高い価値がある。またその繊細な美がありながら、キッチュ レベルも非常に高いといってよい。 はっきりいって、今回の公演は鯨を見られる唯一の十二夜だと思う。

しかし、芝居のどきどきするような核心や、ドラマを駆り立てる憂鬱と昂揚の混ざり合った精神は失われている。3時間半の公演にわたって舞台セットが次々と変わりすぎるからだ。 休憩後の後半では雰囲気が面白く軽妙になってくる。それは、歌舞伎への演出のために、17世紀のテキストの大半を放下しているからである。

なれば、今夜の公演はシェイクスピアに対して何かを自由に付け加えているかというとそうでもない。むしろ歌舞伎というすでにミイラ化している美学を使用して、シェイクスピアに防腐処理を施しているかのような印象を私は受ける。



引用フリー(英文の出典だけは明記してください)


テーマ:イギリス生活 - ジャンル:海外情報

  1. 2009/03/30(月) 15:10:09|
  2. 蜷川幸雄ロンドン歌舞伎
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蜷川幸雄ロンドン歌舞伎・十二夜: イギリスの批評記事 2 -- タイムズ紙

今回は4★をいただいたタイムズ紙の批評記事。批判がましい表現はひと言もありません。文中の sit-com は「シチュエーション コメディ」という最近テレビで流行のコメディ形式のこと。その乗りで演技をしていたということがポイントか。

タイムズ紙はイギリスの中流階級を中心に読まれている大部数の新聞。



タイムズ紙(Times Online)
http://entertainment.timesonline.co.uk/tol/arts_and_entertainment/stage/theatre/article5975259.ece
★★★★

十二夜、バービカン公演
Twelfth Night at the Barbican
レビュー: Donald Hutera

タイムズ紙
(役者たちはあたかも、ある種まったく風変わりな、高度に様式化された、テレビのコメディ ドラマの中のように自分たちの役を演じていた)

蜷川幸雄は30年以上にわたってシェイクスピア劇を演出してきているが、9回目となるバービカンの公演では、この偉大なる演出家は今回初めて日本の伝統芸術である歌舞伎を取り入れている。 リスクをおかしただけの価値はあった。 何年も続いている劇団「松竹大歌舞伎」のメンバーが演じる蜷川版の十二夜は、よく考えられている優美な大衆コメディーであり、非常にヴィジュアルな美しさをもっている。ある種際立った演技を観衆に示してくれるし、しばしば役の性別がころころ変わる演技を楽しませてくれる。

歌舞伎は17世紀以来、全員男性の世界を守っており、その慣習と演技は代々伝えられていく。 歌舞伎には女形の伝統があり、特定の役者は女性の役に専念する。 したがって、ヴァイオラの物語を公演するという選択は、まさに当を得たものだといえる。嵐の海で双子の兄セバスチャンと離れ離れになった後、ヴァイオラは女の身を隠して、恋煩いのオーシーノ公爵の従者として仕える。

歌舞伎は、幻想、妄想、錯乱といったシェイクスピアの主題に、「巧み」と「愁い」を与える。 これらの特色は、第二幕が始まったときに、有名な若き役者・尾上菊之助(5世)が演じる踊りに具現されている。 菊之助はヴァイオラとセバスチャンの二役を演じている。女役を演じているこのシーンでは、男を装いながらも女の仕草で歩きまわるのである。 この直後に、恋についての会話が始まる。

蜷川は、芝居における感情の妙(とその残忍さ)を強調する演出家だ。だからといって、想像力豊かな舞台効果(たとえば客席まで迫り出さんばかりに船が奥手から静かに進み出で、その後に荒波にもまれてしまうといった効果)や確固としたユーモアに手を抜くことはしない。 たとえば、この確固としたユーモアは、いたずらたちが尊大なマルヴォーリオを策略に掛けていたぶるさまにはっきりと現れている。

西洋人の私の目には、役者たちはあたかも、ある種まったく風変わりな、高度に様式化された、テレビのコメディ ドラマの中のように自分たちの役を演じていたように映った。 マルヴォーリオとフェステの二役を演じる尾上菊五郎が、称賛の一部を受けるに値していることは言うまでもない。 とはいっても私自身のことでいえば、市川亀治郎に最大の称賛を与えたいと思う。策謀に長けた侍女として、亀治郎は観客の喝采をさらっていた。 中村時蔵(5世)もオリヴィア役としてきっちりと演技をこなしていた。外面的には取り澄ましているが、目もくらむような驚きを秘め、男装したヴァイオラに対して突然巨大な感情をあらわにする演技は素晴らしいものだった。



引用フリー(英文の出典だけは明記してください)



テーマ:イギリス生活 - ジャンル:海外情報

  1. 2009/03/29(日) 23:31:00|
  2. 蜷川幸雄ロンドン歌舞伎
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蜷川幸雄ロンドン歌舞伎・十二夜: イギリスの批評記事 1 -- インディペンデント紙

蜷川氏のロンドン・バービカンセンターでの公演に対して批評記事が公表されてきましたので、イギリスでの評価を知る参考として読んでみてください。私は100%楽しみましたが(張りぼての鯨を除いて)、プロの批評家は(個人的には楽しんでいたとしても)なかなか良い点数はくれませんね。市川亀治郎はみんなに受けていたと思う。

まずはインディペンデント紙のレビューから。これがいちばん辛辣記事だと思います。ちなみにこの新聞は知識層に好まれているものです。



インディペンデント紙(The Independent)
http://www.independent.co.uk/arts-entertainment/theatre-dance/reviews/twelfth-night-barbican-theatre-london-1654160.html
★★★☆☆

十二夜、バービカンセンター、ロンドン
古典版ロスト・イン・トランスレーション
A classic, lost in translation
レビュー: Rhoda Koenig

この公演では、シェイクスピアの作品に何がしかのお手伝いが加えられている。たとえば、物語がイリリアの地の場面からは始まっていない。ヴァイオラは双子の兄が船の難破で死亡したと思うわけだが、この災難の場面が舞台に設定されヴァイオラが現れる。船はステージ前方に進みいで、波のデザインをあしらった大きな布で覆われた裏方たちによって荒波にもまれる。ヴァイオラは船窓から白くか細い腕を振りかざす、という舞台になっている。 また、新たな台詞も加えられている(電子掲示板に英語の字幕がながれるから、それを読んでいればそのことが分かる)。それは、フェステとマルヴォーリオを一人二役で演じる役者にプロットを合わせるための追加であり、登場人物の動機を説明するための追加であり、日本の諺だと思われるもの(「井の中の蛙 大海を知らず」)を挿入するための追加である。

このようなことが、気取りやの執事に対してのみでなく、ほかにも及んでいる。 イェーツによると、シェイクスピアの魚は「遥か陸を離れ大海を泳いでいった」という。一方、日本の魚たちは金魚鉢を離れたことがないらしい。 松竹グランド歌舞伎は「十二夜」を独自のスタイルに脚色しており、はじめはそれがチャーミングな物珍しさを感じさせはするが、見続けていると次第にそれが鼻についてくる。 歌舞伎では、化粧、演技、芸名でさえも代々受け継がれていく。伝統に縛られたこの芸の世界は、シェイクスピアの世界と対照を成すものだ。シェイクスピアの物語展開は意外性と無関連性であり、それが人の心を射止めるのである。 舞台セットにしてもエンジン全開の「クリーシェ」である。書院、太鼓橋、それにもちろん、おびただしい桜の花。とはいっても、私はあのばかげた小さな月はけっこう気に入った。雲上に登るオレンジ色の丸。あれは目玉焼きそのものだった。

全員男性の劇団による演技は、そのほとんどが伝統的に様式化されている。それは説明くどかったり(サー・アンドリュー・エイギュチークが登場してくるときは、観客の私たちにニャッと笑い袖を振るしぐさでおどけを表現する)、理解しにくいもの(公爵の細長い口ひげ、ヤギひげ、背丈、黒いトンガリ帽子、恋煩いで発する甲高い声、あれはどうみても不吉な魔法使いみたいだ)であったりする。 オリヴィアは、まあ彼女自身の父親の役になれるくらいのご年配ということもあり、硬く息苦しい。 ただし、尾上菊之助(5代目)は人の心を引き付けるヴァイオラとセバスチャンを演じていた。それは哀調に満ちた人物だった。その苦悩は今回の公演での唯一の人間的な感情表現だった。今回の公演では、このような人間感情が抜け落ち、ドタバタ喜劇になってしまっている。 今回のスター的な役者は市川亀治郎(2代目)だ。少なくとも西洋人の目にはそううつる。滑稽なほどに威張り、軽薄で、気取り屋のマライア。フラメンコを踊るように怒りをあらわし、取っちめられたときの憤慨を表現する演技は素晴らしかった。

他の文化がシェイクスピアをどのように解釈するかを見ることは常に興味深いけれど、通常、シェイクスピアの洞察力に光を当てて自分たちなりの見識を表していくほうが良い結果が得られると思う。シェイクスピアの洞察力を狭く浅く扱わないほうがよい。ついでに言えば、初日の公演では、大半が東洋人だった観衆を前にして、伝統的な日本の礼儀正しさが悲しいほどに欠けていたと思う。すなわち、バービカンのウェブサイトでは「完売」のお知らせがのっていたけれど、相当数の空席が見られた(企業贈答用としてのチケットが残ってしまったのでしょうかね)。 これからの残りの公演で、不要チケットを抱えている企業があるのならチケットを返却すればいいと思う。そうすれば、この稀有な海外公演を見てもらうチャンスを無駄にしなくてすむはずだ。



引用フリー(英文の出典だけは明記してください)




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  1. 2009/03/28(土) 17:14:42|
  2. 蜷川幸雄ロンドン歌舞伎
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ロンドン観劇・感激

きのうはひさしぶりにロンドンまで出向き観劇してきました。

自宅
4:05pm 自宅を出る

シェルフォード駅
4:15pm 地元の駅シェルフォードに着く。朝の10:30amまではパートタイムの駅員さんがいますが、それ以降は無人駅。

ロンドン行き電車
4:25pm 電車が到着

車内
この時間は車内がガラガラ

ロンドン・リバプールストリート駅
5:45pm ロンドン・リバプールストリート駅に到着。さすがに人がたくさんいます

もしもし寿司
まずは観劇の前に軽く腹ごしらえ。手短に済ませられるように「もしもし寿司」へ。まだほとんどお客さんがいません。

駅前
6:15pm 駅前。いざバービカン センターへ(遠くに “きゅうり” ビルが見えます http://ja.wikipedia.org/wiki/30セント・メリー・アクス

ロンドンのストリート
オースチンのロンドン タクシーとダブルデッカーバス

バービカン センター
6:30pm バービカン センターに到着。出し物は蜷川幸雄の歌舞伎によるシェイクスピア劇 「十二夜」

富司純子さん
粋な帯だなーと思って写真を撮ったら、なんと富司純子さん(尾上菊五郎夫人)でした。うーん、まだおきれい!

開幕
7:00pm 開演
開幕は枝垂桜を背景に鏡を使った目も醒めるような舞台。チェンバロによる聖歌 「O Come O Come Emmanuel 」 の曲を3人の子供たちが歌う、ゾクゾクするような雰囲気でした。
蜷川の演出はさすがにお上手。歌舞伎の衣装とあいまって、日本独特のヴィジュアルな美。

フィナーレ
3時間半があっというまにすぎ、最後のごあいさつ。大声援でした。

バービカン出口
10:30pm いざ帰路へ

眠らないロンドン
ロンドンのサラリーマンも遅くまでお仕事? 眠らないロンドン





カタログ

すばらしい観劇でした。イギリス人の観客はどう思ったのだろうか...




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  1. 2009/03/28(土) 00:47:29|
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午後の台所

エッグやレモン、食器たちにも午後のくつろいだひと時がある
キッチンのナップタイム

午後の台所



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  1. 2009/03/24(火) 16:13:47|
  2. 日記
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晴れ、曇り、雨、のち晴れ

イギリスらしい天気

雪でもちらつけば完璧
仕事部屋の窓から春の風景
まだまだ仕事が終わらなーい...

仕事部屋の窓




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  1. 2009/03/23(月) 16:49:56|
  2. 日記
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イギリスの食器棚

生活実感情報

イギリスの食器棚


クリスピーブレッド(チーズなどをのせて午後にちょっと一口)
バニラ シュガー(バニラ フレーバー! クレープに振り掛けたり)
ブラウン シュガー(料理用)
小麦粉(料理用の薄力粉)
グラニュー糖(ティーとコーヒー用)
アイシング用シュガー(ケーキ用)

クリスピーブレッド
ビスケット
トワイニング English Breakfast ティー(庶民の定番! ティーバッグの中はほとんど粉茶なので15秒で淹れられます)
コーン(ポップコーン用)

コーヒー
ピーナッツバター(息子用、ジャムと混ぜる)
ストロベリー ジャム(Duchy Originals、皇室製! わがやの定番ジャム)
ハニー
ベジマイト(この名前はオーストラリア用、イギリスではマーマイトという。うちは当然ベジマイト。トーストにつけるスプレッド、私に言わせると西洋味噌。子供のときに味を覚えないと手遅れ。ベジマイト vs マーマイトの文化戦争あり)
エジンバラ ロック(お菓子)
メープルシロップ(クレープ用)



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  1. 2009/03/23(月) 10:35:53|
  2. 日記
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  4. | コメント:2

ドロレスとマーガレット

Dolores
ドロレス

わたしドロレス。いつもこの隅にいるの。聞こえるー?



Margaret
マーガレット

でもどりのマーガレット。ずーっとオーストラリアにいましたのよ。



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  1. 2009/03/20(金) 20:48:27|
  2. ブリティッシュ アート
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If I should die...

グランチェスタのティーガーデン「オーチャード」

オーチャード

If I should die, think only this of me:
That there's some corner of a foreign field
That is for ever England. There shall be
In that rich earth a richer dust concealed;
A dust whom England bore, shaped, made aware,
Gave, once, her flowers to love, her ways to roam,
A body of England's, breathing English air,
Washed by the rivers, blest by suns of home.

And think, this heart, all evil shed away,
A pulse in the eternal mind, no less
Gives somewhere back the thoughts by England given;
Her sights and sounds; dreams happy as her day;
And laughter, learnt of friends; and gentleness,
In hearts at peace, under an English heaven.

ルパート・ブルック「兵士」より
(第一次大戦で死亡したグランチェスタ在住の詩人。この"Soldier" は小学校で国語の時間に習うのでほとんどの人が知っている詩。)
The Rupert Brooke Society (http://www.rupertbrooke.com/)

今日はメルボルン(豪州)から家内の友人がやってきて、天気もいいので近くのグランチェスタのティールーム「オーチャード」に昼を食べに行ってきました。英国のビレッジで生活する利点は、近場にグランチェスタのようなところがあることでしょう。昔からケンブリッジ大学の知識人に愛された場所です。とてもイングランド的な雰囲気。名前のとおり「果樹園」なので、夏にはりんごがたくさん実をつけます。散歩に最適で、家族連れや若いカップルをよくみかけます。川べりで牛の出産に出あったこともありました。今日のような陽気のイギリスの田舎はいい。こういう地でイングランドの塵になるのもいいのかもと思ったりして...

Orchard Tea Garden (http://www.orchard-grantchester.com/)

グランチェスタ1  グランチェスタ2

グランチェスタ3  グランチェスタ4

グランチェスタ5  グランチェスタ6

グランチェスタ7  グランチェスタ8



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  1. 2009/03/19(木) 00:01:32|
  2. 日記
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2009年3月15日(日)朝9時30分晴れ気温7.5℃

A Day in the Life of UK

2009年3月15日 日曜日 朝9時30分 天気晴れ 気温7.5℃ 気圧1030ヘクトパスカル 風速西10マイル/時  位置 52° 9'N, 0° 8'E

ベッドサイド

だれかなぁ

ワイフ

バックヤード

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  1. 2009/03/15(日) 11:09:51|
  2. 日記
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What are you giving up for Lent?

あなたはレント期間中なにを止めますか?

わたし: ティーかコーヒー、どっちのむ?
むすこ: いまコーヒー断っているから、ティーにするよ。

イースターまでの40日間。2月25日からレント(四旬節)が始まって、なにやら人々の行動が変わってきましたね。ネットから拾った反応です。

What are you giving up for Lent?

Coffee!
コーヒー!

Chocolate.
チョコレートね。

I am gonna give up being lazy and booze.
なまけることと酔っ払うこと。

Since my BF loves junk food, and I am on a diet, I am expelling junk food for lent. Anything unhealthy in the house. He is all for it, too. Awesome.
ボーイフレンドがジャンクフードをとっても好きなの、だけどわたしはいまダイエット中。だからレント中はジャンクフードを止めるわ。それと、家の中の不健康なものすべて。彼、大賛成だって。最高。

I was going to stop swearing but...I already broke it. Ha.
口汚い言葉を言わないようにしようとしたんだけど、もう破ってしまった。やれやれ。

I am going to try my hardest to give up on pointless shopping. I can't go to the mall or a store without buying something so I am trying to buy myself only items that I NEED. I hope it works because it will save me money too!
私にとっていちばん難しいこと、つまり意味もなくショッピングしてしまうことを止めるつもり。モールやストアにいくと、ついつい買わずにはいられないの。だから、「必要なもの」だけを買うようにしようとしているの。うまくいくとおもうのよ、だって節約にもなるしね!

Nothing - I'm not religious.
何にも。私って無宗教だから。

I'm giving up being pessimistic or getting upset at things I can't really control. It isn't easy, and I will definitely break it, but I'm wearing a string for a reminder. I've already caught myself starting to get down and I'm able to stop myself and think about the positives. I hope for this to be a lifestyle change and not just to last 40 days.
自分でどうしてもコントロールできないことについては、悲観的にならないこと、イライラしないこと。無理でしょうねきっと。だから忘れないように指に糸を付けましたのよ。もうすでに落ち込み気味になってきたけど、そんな自分を制止してポジティブなことを考えられるようになってきたみたいです。これが 40日間だけでなく、一生続くことを願うわね。

I don't give things up for Lent anymore. Giving something up is the way that you introduce Lent to children. It's sad that so many people still think of Lent as needing to give something up. It's really about having a more meaningful relationship with God by ridding yourself of unnecessary things, isn't it? This year, I will "give up" my time by spending more time in prayer and reflection, as well as attending stations of the cross every Friday during Lent.
レントで何かを断つことは、もうやらなくなりました。何かを断つということは、レントを子供たちに広めていく方便なんです。いまだに多くの人がレントを、何かを断つ必要があることととらえていることは、とても残念だと思います。ほんとうは、不必要なことを取り除くことによって神とより意味の深い関係を持とうとすることなのでしょ。今年は、自分の時間を「返上」して、もう少し祈りや黙想に時間をつかったり、レント中は毎金曜日の祈りの集まりにもっと参加したいと考えております。

I am giving up the snooze button for lent. Today is day two, and it is already painful.
レント中は(目覚まし時計の)スヌーズ ボタンを使わないことにしているんだ。今日で2日目だけど、はやくもしんどい。

Nothing... I am a horrible Catholic.
何もしていません。私ってひどいカトリック教徒ですね。


で、どら焼きも断つのかい?
どら焼き


テーマ:イギリス生活 - ジャンル:海外情報

  1. 2009/03/14(土) 14:47:48|
  2. 日記
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ブリティッシュ アート

身近にあるアートたち

UK パンツ 1

UK パンツ 2

UK パンツ 3

UK パンツ 4

Socks Sunday

Socks Monday

Socks Tuesday

Socks Wednesday







[This pair is in use today]







Socks Friday

Socks Saturday


テーマ:イギリス生活 - ジャンル:海外情報

  1. 2009/03/12(木) 16:46:32|
  2. ブリティッシュ アート
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文字化け直しました

ひどい文字化けの嵐でしたネー。IE でも確認したので大丈夫でしょう。Firefox では大丈夫だったんですが。実体参照にしないとだめかも。

文字化け発見しましたら、ここのページにコメントくださいな。
  1. 2009/03/08(日) 10:49:23|
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ルーシー・ミュレロヴァ

プラハ城のなかの「黄金の小路」を見物していたときに、そこに並ぶお土産やに混じって Vitalis 社の小さな出店がありました。ここで手に入れたのがこの素晴らしいイラストの童話本です。
Tschechische_Marchen.jpg
(実際に購入したのはこれの英語版『Czech Fairytales』)

内容も面白いですが、イラストが秀逸です。イラストレータは Lucie Müllerová (ルーシー・ミュレロヴァ)さん。まだ 31 才くらいです(2009年時点)。調べてみてもあまり情報はないのですが、次のようなことがわかりました。
mullerova_lucie1.jpg
略歴: 1977年11月17日チェスキー・クルムロフ生まれで、現在もそこに在住。2002年オーストリア・リンツ芸術アカデミーでグラフィックデザインを勉強。卒業後プラハの Vitalis 出版社で働く。

Vitalis 出版社から出されている童話本のイラストは、ほぼすべて彼女が描いています。次のような童話本があります。この人の絵を見ていると、チェスキー・クルムロフ生まれということがなんとなく納得できます。実際、本人もそのことに言及した発言もしています。

これらの本の詳細については、Vitalis 出版社のウェブサイトにある童話のページhttp://www.vitalis-verlag.com/maerchenreich.php (ドイツ語)を参照してください。

Bergkristall.jpg     Judische_Marchen_und_Legenden.jpg

Krambambuli.jpg     Marchen_Sagen_und_Legenden.jpg

Marchenreich.jpg     Nusknacker_und_Mausekonig.jpg

Osterreichische_Marchen.jpg


『The Fire Bird and Red Fox』(Czech Fairytales収録)より
あるとき黄金の実のなるリンゴの木のある庭をもつ王様がいました。その木は毎日ひとつ黄金のリンゴを作ります。朝に花が咲き、昼に実になって、暗くなると成長し、夜に熟しますが、朝になると黄金の実が見あたりません。どこかに消えていってしまいます。王様は不思議がり息子たちに寝ずの番を命じます。まず一番目の息子が挑戦しますが途中で眠ってしまい、朝になると黄金のリンゴが消えています。つぎに二番目の息子が挑戦しますが途中で眠ってしまいます。最後に三番目の息子が挑戦します。かれは眠らないようにヘッジホッグのとげとげの皮を持参し膝にかけます。眠れば手がそこに落ち、痛くてすぐに目が覚めます。深夜になったとき、一羽の炎の鳥が飛んできて黄金のリンゴの実をくわえていってしまいました...。
Red Fox 赤キツネが飛び出してきてカラスを捕まえた(82頁より)



Vitalis 出版社
について
http://www.vitalis-verlag.com
1993年設立の、プラハで唯一のドイツ語の出版社です。カフカの本も含め、ほとんどが他言語にも翻訳出版されています。プラハガイドブックには日本語版もあります。

Vitalis_shop.jpg
このプラハ城の出店で働いていたお兄さん(ハイデルベルク大学の博士課程の学生さん)によると、社員総数がなんと 6 名だそうです。出版物を見ると、小規模ながら良質の本を制作していることがよくわかります。



★★★ どうか素晴らしいプラハの旅をしてきてください ★★★

テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行

  1. 2009/03/08(日) 07:59:32|
  2. プラハの歩き方
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クラブハウスが荒らされて

昨晩が私の当番だったのでビレッジのテニスクラブにいったら、クラブハウスが荒らされていました。
「よっスティーブン、工事でも始めたの?」
「(ぶすー)」
「そんな格好して... 今晩テニスやらないの。大々的な改修工事?」
「(ぶすー 文字通り目がまん丸)荒らされたぁ」

2年前にも、悪ガキたちが深夜に押し入ってビールでパーティをしていったことがありました。クラブは、ビレッジのレック(recreational ground)の中にあるので夜はひと気がまったくありません。悪ガキがたむろするには、ライトが点くクラブハウスは格好の場所。そのときは窓が割れ室内が散乱していただけですみましたが、今回は意図的な破壊。すべての戸棚を開け、書類をぶちまけ、消火器から消化剤をぶちまけていきました。小さいとはいえクラブハウス内は黄色いパウダーが雪のように積もっていました、あァ。

コミッティに召集がかかりメンバーが集まってきました。

レイチェル、茫然自失。何から手をつけていいか、頭の中が真っ白。クラブハウスも真っ白(笑)
Club_house_Rachel.jpg --アップ→ Rachel.jpg "Mam, are you OK?"


パウダーだらけのキッチン(戸棚内もパウダーだらけ。やってくれます)
Club_house_kitchen.jpg

今晩の当番さんがキッチンを担当することに(やれやれ)
Clu_house_me.jpg

Photos courtesy of Stephen C. (BBC の地元ラジオのアナウンサさん)さっき携帯から送ってもらいました

昨晩はテニスをしないで当番の役目を果たすだけですぐに帰ってくるつもりが、さすがに現状を無視して帰ってくることもできず、結局2時間半も掃除するはめに(泣)。全身パウダーだらけ。冬シーズン中たった2回の当番日のひとつだというのになんたるアンラッキー。

テーマ:イギリス生活 - ジャンル:海外情報

  1. 2009/03/03(火) 11:55:07|
  2. 日記
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かわらない

以前クエーカーの集まりに参加していたころ、世話係のおばさんのうちへおよばれにいったときのこと。映画ロード・オブ・ザ・リング(筆者注:複数形を知らないわけではありません ha ha ha)にでてくるゴラム (Gollum) が気に入ったといったら、おばさん(病院でメンタルケアを仕事としている)いわく「なーんでゴラムが好きなんかなー」と。しょっぱなから心の中をブンセキしたそうな雰囲気。特撮やゴラムの性格の面白さを話したかったけれど、映画の話に持っていけそうにないのでやめてしまった。

考えてみたらこの物語には、女の子があこがれるフロドや、アラゴルン、レゴラスなど主要登場人物がごろごろしているのに、「その他」のキャストに属するゴラムが好きだなんていうのは、イジョウといえばいえなくもない。普段は外見を気にして心の内を「フル モンティ」にはしないけれど、たしかに主役よりも脇役が好き、とでもいうような性格が私にはある(笑)。外見をとっぱらってしまったときの、こういう人の好みは一生あまり変わらないものだとおもう。好きなんだからしかたがないという心の領域。

外国で暮らしていているとそれがはっきりでる。若いときはなんにでも好奇心・興味があるから、いろいろなものに挑戦できる。身体も柔軟性がまだ高いから、あらゆる世界の料理を受け付けられる。新しい社会慣習にも適応していこうとする。でも年をとってくると身体の中で何かが変わってくる。フレンチはとても美味しいけれど、毎日は食べられない。和食がだんだん恋しくなる。その度合いがますます強くなってくる。柔軟性が弱くなってきて、嗜好に対し頑固になってくる。理性で生活してきたものが薄くなっていく。三つ子の魂のようなところに向かって、自分のコアへどんどん戻っていく。

テーマ:イギリス生活 - ジャンル:海外情報

  1. 2009/03/01(日) 19:40:55|
  2. 日記
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プロフィール

ヘッジホッグです

Author:ヘッジホッグです
95年から英国在住

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